タートルタクシー
昨日の新聞にすごく斬新なアイディアが乗っていたので共有します。
横浜の三和交通というタクシー会社です。
タクシー利用者の中には、急発進、急加速を敬遠し、安全運転を望む人も一定割合いるが、運転手に「ゆっくり走って」とは言いづらい。
ゆっくり走ってほしい乗客が後部座席に設置されたボタンを押すと、乗務員が速度を落とすという仕組みらしい。
「タクシーは急いでいる人が利用する」といった従来の発想を覆したこの「タートル(亀)タクシー」はたちまち話題となり、この年のグッドデザイン賞を受賞した。
この背景にはタクシー利用者の高齢化により医療機関に通うために利用するケースが増えたことがあり、そこに着目したタートルタクシーはリピーターの獲得にもつながっている。
その他にも、ミネラルウォーター、折り畳み傘、マスクの車内販売。
大型犬も一緒に同乗できる「ペットタクシー」
ユニークな「心霊スポット巡礼ツアー」
乗務員の間で語り継がれている心霊スポットを案内するもので、若い女性やカップルを中心に連日盛況だったらしい。
車内からスポンジの弾を飛ばして的あてする「タクシー流鏑馬」
3億円事件の現場をめぐる「3億円事件ツアー」
等、様々な話題作りに事欠かない。
これらのサービスはすべて人材獲得にもつながっている。
タクシー業界は美容界と同じく、人材不足が深刻。
しかし、これらの取り組みが奏功し、今春の新卒採用が前年比倍増の20人を獲得したという。
タクシー業界の平均年齢が60歳といわれるが、同社は平均48歳と一回り以上若い。
これらは私が最近ずっと考えていたこと。
一切お金をかけずに集客と求人を成功させること。
簡単に言えば、「紹介したくなるお店」「働きたいお店」にすればいいということです。
この、三和交通さんのようにお客様目線に立って様々なアイディアを具体化すること。
スタッフが心から楽しく仕事をしていること。
スタッフが自分の成長を実感できる環境であること。
何より、それが本質であり、原点であるからです。
本当に目から鱗のアイディアばっかりで、感動しました。
私たちももっと目線を下げて、できることを考えていくことの重要性を感じさせられました。
マインズは、まだまだ一般的な美容室の域を出ていません。
選ばれる美容室を目指して、もっともっとお客様目線を磨いていきます。
もっともっとスタッフ自らが考え、行動する美容室環境をスタッフと共に創っていきます。
